つい先日のことです。9年前に建築させてもらったA様邸のエアコンから音がするので見にきてほしいと連絡をもらいました。電気関係は専門ではないので分かる範囲内のことならと言いながら伺いました。
その方はフィルターに埃が溜まっていたので掃除をして、そしてそれをはずした時に見えている部分も掃除をしたところほぼ納まったので様子をみてもらうことにしました。
A様邸は通りに面した築100年の2階建ての部分を取り壊して新たに平屋を建て、裏に残しておいた平屋の座敷を渡り廊下でつなぐという工事でした。
新たに建てた家は木造ですが、外壁はALC(軽量気泡コンクリート)を張り、壁や天井・床には断熱材を入れました。サッシは複層ガラスを入れました。建築当時ご夫婦は70歳代後半と80歳でした。お二人は体にご不自由なところは全くありませんでしたが、これからのことを考えてバリアフリーや足元暖房、浴室換気暖房機など出来ることはすべてしたと思います。
今年奥様が旅行先で転んで足を骨折されたそうですが、あまり不自由なく家で過ごせたと喜んで下さいました。手摺を玄関や廊下につけようかと思ったそうですが、やめにしたとのことです。それに頼ってしまうと体を元に戻せないと考えられたようです。本当にお元気なお二人で私達夫婦のよいお手本になってくれます。
また渡り廊下にはドアをつけて新旧のお家を区切ったのですが、「この季節にドアを開けて裏の座敷に行ったら北海道ですよ、こっちの方は朝でも10度を下回ることはないと思います、ほんまにあの時思い切って建て替えてよかった」とご主人が言ってくれました。
こんな時が本当にうれしく、建設会社冥利につきると思う瞬間です。こんなことがあるから仕事を続けていけるんだなあとつくづく思います。
今日は幸せな話題でした。門脇和仁でした。

